「小学校のときの約束!」 お姫様の機嫌は最悪だ。 思い出せない俺は、何も言えない。 「あたしが16歳になったら、結婚してくれるんでしょ!」 「結婚?!」 その言葉に驚く。 「思い出してよー!!」 ベッドの上で、バタバタ暴れる美咲。 その光景を見て、ある出来事が頭をよぎった。 そう、あれは公園での出来事だ。 ーーーーーーーー 『わ~ん!ひっく』 『美咲、どうしたの?』 『しょうくんがね、みさきはけっこんできないっていうの』