【短】甘苦い*すき

彼が来る前に、わたしは窓際にかけよりカーテンに隠れた。



足が出てるから、すぐに見つかることはわかっている。




けど、顔をみられたくない。




我慢できずに、泣いている。




そんなわたしを知られたら、気味悪がられるかもしれない。



「ふーふー、追いつめたぞ・・・・・・」




彼が、息をきらしながら教室に入ってきた。




「って、変態チックに言ってみた」





ハハハと笑う彼は、いつも見てきた彼と変わらない。





わたしにも、普段通りに話してくれた。




カーテンにぐるぐるまきになっている





わたしの側まで、彼が近づいたのがわかった。





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