「…だけどお互いカレカノいるから無理だな」



「…自分たちの都合で相手を傷つけちゃダメだよね」



私たちに付き合うという選択肢はない



「…未侑好き」



村上は私を抱き締めた



「…私も大好きだよ」



泣きながら私もギュッと抱き締めた



「ねぇ未侑」



「なに?」



「たまに会おう?」



「うん」



私たちは離れた



「それじゃまた明日」



村上は帰っていった