「あたしといるとき携帯ばっか見つめてるし…悲しい顔してる」



梨香が泣きそうな顔で言った



「なんもないよ。いまちょっと友達とギクシャクしてて」



「そうなんだ…」



梨香は納得のいかない顔をしていた



「俺は梨香が好きだから」



梨香にキスをした



「和也////」



俺はこんな時でも未侑のことを考えていた



俺は未侑が好きなのか?



自分に問いかけた



「絶対好きじゃない。友達として好きなんだ」



俺は自分にそう言い聞かせ梨香を抱き締めた