「知ってるよ」



「どれくらい?所詮優しいとかでしょ?あんた本当の雅を知ったら雅から逃れられないわよ」



「えっ…」



私は恐怖に襲われた



「精々頑張ってね♪」



梨香は伝票を持って喫茶店を出ていった



私はその後家に帰った



「雅の本当の姿…」



私は怖くなった



その時雅から電話が来た



私は渋々電話に出た



「もしもし未侑?」



「どうしたの?」



「いま家?」



「うん」



「今から行くから待ってて」



電話は切れた



雅の声がいつもより低かった…