「それよりもね!!」


あたしはさっきあった出来事を言った。


「えぇぇぇぇぇ!!」

煩いくらいの声。


「麗華煩い!」

「だって、あの市川佳祐だよ?!」


麗華が言ったんじゃん…

「てゆーか、市川佳祐を知らなかったのってこの学園中蜜だけだよ!」


え?!

そんなに?!

「嘘!」


「本当。市川佳祐はあの市川財閥の息子!文武両道で、完璧!優しいし、あんたの言う王子様的存在!」