君と居たトキ~俺の心は~

引っ越しの日

両親と紗癒と滉樹と灼さんが見送ってくれた

紗癒と滉樹から手紙を貰い

引っ越し息抜きに見ていると

滉樹の手紙には

仕事頑張れよ
俺も頑張るぜ♪

シンプルな手紙だった

紗癒からは

河原で4時に待ってる

…なんだこの手紙…

今…3時50分

全力で走れば間に合う…

行くしかねぇな

ハァハァ
何とか河原についた

紗癒は…

「剛…」

「おっ紗癒…どうした?」

ドンッ

いきなり紗癒が抱きついてきた

「また行っちゃうの?」
紗癒の泣きそうな声

「月末には帰ってくる」

「幼稚園の頃約束したじゃん」

わからない

「…」

「結婚して一緒に暮らすって」

「覚えてない…」

「バカ!」

バシッ
頬を叩かれた

「記憶ないのわかってる…だけど…だけど…」

頭に激痛が走る
誰だこれ…幼稚園の頃の…紗癒…?

「俺は紗癒とずっと一緒にいる
俺は仕事して 紗癒は子供を育てる」

それが俺と紗癒のした約束

「…」
紗癒の目に溜まった涙は一気に流れ落ちた

「忘れててごめんな」

「記憶…戻ったの?」

「おぅ」