紗癒に電話をする

「紗癒今からお前んち行っていい?」

「うん…良いけどいきなりどうしたの?」

「ついてから話す」

「うん…」

そう言って電話を切った

目の前にはさっきお邪魔した広い家

紗癒が出迎えてくれた

「お父さんに会える?」

紗癒は戸惑っているが
「いいよ」
そう言ってくれた

紗癒には席を外してもらい

「灼さん…お久しぶりです」

「…!まさか記憶が!!」

「まだ戻ってません ですが父から聞きました」

「そうか…」
残念そうな顔をする

「俺は記憶を取り戻したい そう思ってここに来ました」

「ほら…アルバムだ… 残念だこれしか家にはない」

「ありがとうございます」