「こんな俺のどこがいいの?」と俺はアイリさんに聞いてみた。


「私は綾野さんの人柄と」

「昨日。一緒に食事したときそばにいて、会話したら、気が合うとそう感じたから・・・です 」


アイリさんは頭をうつむいたまま気持ちを言ってくれたことに


俺はアイリさんの気持ちを大事にしたいと想い。


優しく受け止めて、あげた。


「いいよ」


「こんな俺で、よかったら、よろしく」


そうアイリさんに俺から伝えたら、アイリさんが顔を上げて、


俺の顔を見つめて、笑った。


私は綾野さんが私の気持ちを受け止めてくれたことが一番にうれしかった。


「ここで自己紹介をしてもいいですかぁ」と私は綾野さんに聞いてみた。


俺は優しく「いいよ」と言った。


「なんか緊張するねぇ」と私は笑いながらも


自己紹介をした。


「私の名前はアイリと言います。よろしくねぇ」


「次は綾野さんが言う番だよぉ」


「なんかこうして顔合わせて、言うをとすると緊張するね」


「俺は顔を赤くして言った」


「俺の名前は光と言います」


お互いに自己紹介をし合った。後に私は「手をつないでもいいですかぁ?」と緊張しながら、言ったら、


綾野さんが「じゃつなごうか」と言ってくれた。


俺は自分の傘を閉じて、アイリさんとふたりで相合い傘をしながら、歩いていた。


「綾野さん今日から、綾野さんのことを光と呼ぶからね」


「私のこともアイリと呼んでね」


強引に恋を進めるアイリに俺は再び緊張していた。

「アイリって呼ぶよ。今日からね」


梅雨の雨が降り続く夜道にたったふたりきりで、


「アイリ携帯持ってる?」

「アドレスと電話番号を交換したいんだ」と光が言った。