雨女がくれた恋の奇跡

「あれ?」
紺色の傘をさしながら、独りこっちに走ってくる男の人の姿が見えた。


よく顔を見ると・・・


「あぁあの人だぁ」


わたしは真っ先に声をかけた。


「あのすみません」


「昨日。この場所で携帯電話を落としましたよ」


それを聞いた。俺は安心した。


「あぁ拾ってくれたんですかよかった」


息を切らしながら、一安心をして、お礼を言った。


「親切にありがとうございます」


私は笑顔で言い返した。


「よかったですねぇ」


「じゃこれで私は失礼しますね」


私もホッとして、帰ることにした。


見つけて拾ってくれた。人がいて、俺は安心した。


「あぁよかった」


「よかった」


雨が降る中。私が水たまりに帰ろうとしたら、「ちょっと君」と言われて、急に言葉で足を止められた。私は振り返って、元気よく


「なんですかぁ?」って聞いた。


「拾ってくれた。お礼がしたいから、食事でもどうですか?」


私はお断りをしょうとした。


「お気持ちだけで、十分です」


彼女は断ったけど落とした。携帯を拾って、届けてくれたから、どうしても俺は感謝の気持ちとして、彼女に時間があるときでもいいと思い。


「時間があるときでいいんで」と食事へと誘った。


私は戸惑った。


「お礼なんて結構ですよぉ」と言っても


「それじゃ俺の気が済まないので、ぜひお礼させて下さい」


せっかく朝から雨が降る中で、拾った携帯を届けようと待っててくれたから、俺は彼女にお礼がしたかった。


以外な話しを私は男の人に聞いてみた。


「あの・・・ちょっと言いにくい話しなんですけどいいですかぁ」