俺たちふたりは佐藤工場長に頭を下げ「お疲れ様でした。お先に失礼します」と言った。


私から島田と綾野に「あぁお疲れさん。島田。今日のお前の作業をしている顔は特別違っていたぞ」


「それと綾野。お前は以前と違って、やる気がなさそうに仕事をしているから心配で心配で大丈夫なのか」と私は心配だった。


俺は再び頭を下げて


「すいません。佐藤工場長に心配かけてしまって・・・」


「ちょっとした悩みがあるもので・・・」

悩みを会社に持ち込むなよ会社は元気に働くところなんだから

「本当にすいません」

「お前たちの作業ぶりは見てないようで私はちゃんと見ているんだからな」


俺の隣で言いにくそうな顔をしながら、先輩は口を開いた。


真面目な顔でキッパリと「工場長。見てて下さい!俺は高島より先に昇進してみせますから」と伝えたら


それを聞いた私は冷静に島田に話した。


「高島と島田は上司同士で昇進を狙って、張り合っているのか?」と私は厳しい表情で島田に聞いたら


「いえ・・・張り合っているわけではありません・・・」


「ただそろそろ・・・俺にも昇進というそういう時期も来ていいんじゃないかって」ハッキリと自分の意志を言っている島田の話しを私は真面目に聞いて、


島田の気持ちと仕事に対しての技術の向上には、


私も前々から納得して見ていたから、穏やかかな顔で私は島田にこう言った。


「島田お前なら昇進できるよ」


「部下からの信頼も高いし、もっと私に昇進できる可能性があるところを見せて欲しい」


「逆に高島は優秀だか、私が彼の作業している手順を見るとまだまだ私が社長に伝えるまでには昇進はほど遠いな〜」