「先輩、このケーキは大人の味ですねぇ」
一口、もう一口…と口に運んで行く度に、頭がふわふわして、気分が高らかになる。
「大人な味か…だったら、試してみるか?
……大人なキス」
「先輩…」
先輩は近付き、力強く抱き締めると、右耳に手を充てて唇が後少しで重なる、という位置で近付くのを止めた。
その微妙な距離のまま、先輩は問いかける。
「嫌だったら、振りほどけ…じゃなきゃ、するぞ?」
「…や、…じゃな…いです」
近すぎる距離に緊張して、途切れ途切れになる言葉。
もしかしたら…
先輩はケーキの中の洋酒の味に、酔ってしまったのかもしれない。
酔っててもいいや。
学校ではクールな先輩も、酔うと…積極的な狼さんになっちゃうなら、
もっと早くに酔わせれば良かったかな?
…なんてね?
一口、もう一口…と口に運んで行く度に、頭がふわふわして、気分が高らかになる。
「大人な味か…だったら、試してみるか?
……大人なキス」
「先輩…」
先輩は近付き、力強く抱き締めると、右耳に手を充てて唇が後少しで重なる、という位置で近付くのを止めた。
その微妙な距離のまま、先輩は問いかける。
「嫌だったら、振りほどけ…じゃなきゃ、するぞ?」
「…や、…じゃな…いです」
近すぎる距離に緊張して、途切れ途切れになる言葉。
もしかしたら…
先輩はケーキの中の洋酒の味に、酔ってしまったのかもしれない。
酔っててもいいや。
学校ではクールな先輩も、酔うと…積極的な狼さんになっちゃうなら、
もっと早くに酔わせれば良かったかな?
…なんてね?



