何度もドアの前まで行っては、
そこで立ちすくんだ

血が出るくらい唇をかんでみる

――どうしたいんだ、アタシは……

ドアに寄りかかって、
ココロの中でレイに話かけてみる

すると、レイの微笑んでる顔が目に浮かんだ

――やっぱり行ってみよ

アタシは突然開き直った