君はここにいた。




 ずっと、俺たちは関わりなくそれぞれの人生を歩んでいく筈だった。


 

 「面倒くさい」とかぼやきながら学校に通って、友達とバカ騒ぎしては、頑固な大人達の説教を聞いて。


 そんな、ありきたりな生活を送っていただろう。


 





 俺は、そう信じてたんだ。