君はここにいた。



 あぁ。
 やってしまった。




 入学初日から遅刻するバカは、俺ぐらいしかいないだろう。





 俺、逆の意味で目立っちゃうじゃん。








 なんて…
 そんなことを考えながら、狭い歩道を曲がったときだった。