そんなある日、僕はあろうことかその“チビデブ”を「お母さん」とベタな間違いで呼んでしまったのだ。
その瞬間、僕の「いじめられっ子」としての運命が決まった。
次の日から、教科書やら上履きやら、とにかくいろんな物が失くなって、その度に僕はお母さんにこっ酷く叱られた。
それだけならまだ良かった。
次第にいじめはエスカレートし、乱暴な奴から殴るは蹴るはの暴行を受けることもあった。
おかげで僕の身体には、今でもその時の傷が残っている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…