僕の様子を見て、カラスと浅葱が目をまんまるくして驚いている。 それからお互い顔を合わせて、そして僕につられるようにして声をあげて笑いだした。 僕の中の暗い靄が、少し払われた気がした。その隙間から、まぶしい光が差し込める。 ひたすら僕らは笑い続けた。