綴り書き


その一瞬だけ、
私たちは
一つになれた気がする。


みんな

バラバラで
それぞれの人生を積んだ
新幹線の車内の、

ほんの一瞬だけ訪れた
奇跡だと、私は思う。




そう思いながら、

私はまた、

眠りについた。