朝、学校に来るといつも玄関でアタシを待っているあいつの姿がない。 一緒に来た羅夢が 「あっれー珍しい(笑)」 『休みなんじゃない?』 「心配じゃないの?」 『別に』 「意地張っちゃって~」 『うるさい!』 アタシは一人、小走りでいつも行く準音楽室へ向かった。