アタシと目が合った。 「俺、あそこの席。」 そう言って指差したのはアタシの前の席。 前の女子はあいつにメロメロで喜んで差し出した。 みためのわりには真面目そう。 席に着くと、椅子を跨ぎ後ろ、アタシの方に向かい合わせになり 「なんて名前?」 『高梨 結維』 「了解★1番に覚えたぜぃ(笑)」 なんとも言えない笑顔。