―――自分の為にしか生きられない
それでいいと思っていた
そんな自分が嫌いだった

誰かの役に立てることがあった
自分に得なんかなかった
でも、少しだけ自分が好きになれた






神様は少し笑ってこう言った

――望み通りあなたは独りなんかじゃないでしょう?
皆あなたが望んだ分だけあなたに優しさを届けているでしょう?
だから独り隠してきた涙を皆に見せてよ
怖がらずにありのままで笑って見せてよ――