でも、 本当にそのまま。 何か言ってくるわけでもなく時間が過ぎたから、少し、哀しくなった。 (…て、何言ってんの。あたし。) そう机に突っ伏したその時に。 「…水谷さんって本当に性格悪いんだね。さっきの超怖かったし!」 小声で聞こえた女の声。