「運命かもしれねーな。」 全然幸せを感じない、運命がこの世にあることを。 あたしは知ってしまったのかもしれない。 「だけど、一生許せないよな。お互い。」 そう言って、冷たく笑う。 そんな姿に、あたしの目からは涙が溢れ。 「そうやって泣かせたかったわけじゃないんだけど。」 この人を変えたのはあたしで、あたしを変えたのはこの人だってことに、気付かされた。