「帰るなら早く帰ろうよ。」 「今日は委員会。だから帰れないってさっき言わなかったっけ?」 そういって、冷ややかな視線を見せる。 「…あ、…そう。」 こうなったら即行帰るしかない。 これだけでも、かなりの時間を要してしまったわけで。 「……どうかした?」 急に心配そうな目付きになって、あたしの顔を覗き込む。