大河は本当に、あたしのことを調べたんだろうか。 何の根拠があって、調べるなんて行動にでたんだろうか。 あたしに心当たりがあったとしたら…。 (…ないない。) そこまで考えて、やめた。 そんなこと、絶対にあり得ないんだから。 てゆうか、冗談かもしれないし。 (帰りも気にせず、しかとしよう。) 心に決めて、教室で淡々と授業をする先生に目を向けた。