庭の花を見ていたところから、ふわりとあたしに視線を移す。 そして、 「あいつ、良い奴だよ。」 実が、大河を認めた。 「そこらの男とは訳が違う。」 自分が褒められてるわけじゃないのに、何故か誇らしげになってしまう。 でもそのあとに実は続けた。