こいつには、
深入りしちゃだめ。



もう一度繰り返し、ゆっくり視線を大河に戻した。



すると。



「てゆうかさ。何であんなこと言われてたの？」



まさかの直球。



てゆうかさ…はこっちの台詞だし。


本人に聞くなよ。


あの女どもに聞けっての。



「…さーね。あたしがなんでも出来て可愛くて完全無欠の女の子だからじゃない？」




はいはい、程度で軽い流しのつもりだった。