最強ヤンキー少女★

しばらくしてあたしは分かった。


ママはアタシのこと忘れちゃったんだ。
原因は分からないけど・・・。



アタシはすぐにパパに電話した。


「もしもし、パパ?今どこにいる?」



「今は仕事中だよ。」


時計を見てみるともうすぐ7時になるところだ



「今日早く帰れないかな?
聞きたいことがあるの。」



「じゃぁ今すぐ帰るよ。
待っててな?」


「うん・・・」



アタシのパパは有名なおもちゃ会社の
社長さん。
普通ならこんな時間に帰れないはずなのに
帰ってくるなんてほんと娘思い。
まぁ、アタシだからってのもあるかな。
アタシはヤンキーだから余計心配されちゃうんだ。



今すぐ帰るといったパパは
ほんとにすぐに帰ってきた。



「パパ、おかえり。早かったね。」


「ただいま。今すぐ帰るって言ったろ?
それよりママは?」



「ママは・・・料理してる。アタシが電話した時にはテレビ見てたけどいつの間にかキッチンにいた。」


「そっか。で話って?」



「うん。ママって今日なんかあった?」

アタシはパパに聞いてみた。