最強ヤンキー少女★



整った顔にすらっとした体型。
柔らかそうな髪の毛。
すごいモテそうな人だ。


でもこの人なんか目が冷たい感じかも。




アタシが見つめていると話しかけられた。


「どっか痛む?大丈夫?」


心配してくれてるんだ。
まぁそりゃそうか。
目の前にあざだらけでしかも切り傷のある
女がいるんだからねぇ。



「痛いけど大丈夫。慣れてるからさ。」



「そうか。あーゆー奴には気をつけろよ?」




「うん。ありがと。」





その少年とは公園で別れた。



少年が家まで送ってくれようとしたけど
断った。

そんな図々しいことできないからね。




・・・あ!名前聞いてなかった。

まぁいっか。もう会わないがろうしね。





その日の夜は傷の痛みが
ひどくてなかなか眠れなかった。