緊急で病院に行き、白い服に包まれた少し変な顔の先生が言った言葉・・・


『靭帯いってるかな~・・・』


『・・・靭帯?』


聞いたことのない言葉だった。


でも、なんだか悪い言葉のように聞こえた。


『まずMRIとってみて下さい』


先生はそう言って看護師さんに何か紙を渡した。


・・・どうか、なんでもありませんように。




そう、強く祈って、病院で用意してくれた車椅子に乗りMRI室の前で呼ばれるのを待った。


いつの間にか熱くなる目から出てくる涙が、頬を伝った。





不安で不安で仕方なかった。


私はまた、バドミントンができますか?


大袈裟かもしれないけど、私にとって、凄く大事なことなんだ・・・。