なんだ?
とか考える暇もなく、痛さで立ってられなくてたおれこむ。
と、同時に部活の先生と友達、他中の知らない子までもが私の周りを取り囲む。
『いったぁ・・・』
下手に動いてしまうと、もっと痛さが増しそうで、私はゆっくりところげまわる。
珍しく見に来ていたお母さんが、すぐに病院に電話をした。
焦っていたのか、何回もボタンを押し間違っていたみたい。
すぐに、膝を冷やして体育館の端に座らされた。
少したつと、さっきの痛さがまるで嘘みたいに、何も感じなかった。
応急処置が早かったから?
それとも、私がおおげさすぎた?
とりあえず、足は使わないように、けんけんでお母さんの車に乗った。

