それにこんなキレるとも思わなかった。

俺はただプレゼント買って朝の10時までに彼女の家にこっそり行こうと考えていただけであって……つかエイプリルフールの嘘って気づけよ!


俺は携帯を取出し彼女に電話した。……がでない。

なにしてんだよ、あいつ。

よくあるシカト?

ユナならするかもしれない。

そんなら次はユナの家に電話すればいいじゃん!



プルルル…プルルル……


『はい、平岡ですけど』


でたっ!


「ユナ?」
『違いますが、ユナのお友達?』
「あっ!お母さんでしたか、朝早くからすみません。牧野と申します。ユナさんいますか?」



いてくれ。

どっかで期待してた。
ユナは寒がりだからきっといる。…って、



『さっき連絡あったけど……ユナ、交通事故にあって…』
「──えっ」



ユナが交通事故に?
あっあり得ない…。
あいつ…そんな簡単にドジる奴じゃないもん。




『意識不明なの…』
「えっ!?」




意識不明って……
危ない状況だよな…?

朝は元気で、そのまま嘘ついて、俺の家を出ていって……これ?

俺のせいじゃん…
俺のせいでユナが…
ユナが……