『いっいずみ〜っ!大丈夫!?』



『おいっっ神野っ!!大丈夫かっ!』



たっくんまで寄ってきた。

『ちょっと痛いけど大丈夫…』


ちょっとどころか死ぬほど痛い。


『こりゃ骨折だな…』


たっくんが苦笑いしながら私の足を見る。



『マジですか…』


意外にも冷静な私。



『いずみっ大丈夫?』


どっちかって言うと雪のが焦ってる。



そしてそれからたっくんの車に乗って病院まで向かった。



まだこの頃は知るハズもなかった。


この病院が私の運命を大きく変えるなんて―…。