――タッタッ 廊下を走る音… 『おめでとう。いずみちゃん。』 この声は… 『鶴見先生っ!!!』 そこには爽やかに微笑む先生の姿… あまりにもカッコ良すぎてよけい涙が溢れた―… 『じゃ。そろそろ行こうか…』 『うん。』 今日もお母さんは仕事。 だからお兄ちゃんが来てくれた。