天才ドクターと天然ちゃん







――――♪



『……ん…。』




携帯の着信で目が覚めた。




ん……?

首にはマフラー。

眼鏡の横には可愛くラッピングされた箱が置いてある。




…誰だろ…。



目をこすりながらリボンをスルリとほどいて中にあった手紙に目を通す。









“大好きだよ”








たったそれだけが書かれていた。



名前も何もない。



だけど俺にはわかる…




この丸い字………。





………いずみ…。