天才ドクターと天然ちゃん








そしてサヨナラを告げる日がやってきた。






自分で別れを選んだクセにこの日だけ…

12月13日だけなくなれば良いのに…って思ってしまう…。





―――ピンポ〜ン




……来た。




いつものように玄関まで走る。




―――ガチャッッ




『先生っ…』





勢いよく開いた扉に驚く先生の顔を見るのもこれで最後…。








『今日の服可愛いじゃん。』



って私のアーガイル柄のニットの裾を掴む先生。




ちょっと出てる肩に


『露出しすぎっ』

ってすねた顔した先生が可愛くてしかたなかった。