「それで……」 先ほどとは打って変わり真剣な表情になったルンマに凜音は戸惑う。 「おぬしがフィグル国の姫で、アクアの生まれ変わりなのは確かなんじゃな?」 「自分でも信じられませんけど……。幼い頃の記憶がまだ断片的にしか思い出せなくて……」 「……思い出す必要などない」 ルンマは近くにいた男に目配せをする。 「歌えば嘘か誠かすぐにわかるわい」 凜音は先ほどの男に、マヤカ族の集まる炎の前に連れられた。