「見た目以上に大きいようだね」 しかし凜音の抵抗も虚しく、男は激しく胸を揉みはじめた。 ───こんなにも、美しい自然があるというのに……どうして人は己のことばかりなんだろう……。 凜音は抵抗する力がだんだんと入らなくなった。 ───やっと、こんなに明るい場所に出たのに結局…あたしって……。 凜音は目を強く閉じてことが終わるのを待とうとした。