“凛音、絶対に目を開けちゃダメだよ” ―――リオン…。 リオンは凛音にテレパシーで意思を伝えた。 ドォオォンッ!ヒュンッ! ―――魔法で闘っているの?どうしよう…。 凛音はまた記憶を取り戻そうとした。不確かな記憶。 『もし、目隠しをされたとき…』 ハッと思い出して、凛音は呪文を読み上げる。 ―――ライクル…光よ、我に現世を映せ…。 凛音のまぶたの裏でぱぁぁと眩しい光。その奥から、鮮明に色々な景色が見えた。 凛音は見た。黒い影をまとった人か、何かわからないモノとリオンが闘っている姿を。