「凛音、静かにしてて」 ―――う、うん。 ダークって何? 「目を瞑って!早く!」 リオンが声を上げた。急いで目を瞑って耳に全神経を集中させた。 『お前、リオンじゃねぇか』 ―――誰?誰の声? 『黙れ。ダーク…こんなところにまで何をしに来た』 ―――ダーク…? 凛音は何かやばそうな雰囲気を察知した。 『そっちのお嬢ちゃんは?』 ―――あた、あたし!? ドキドキと心臓が鳴る。