「ねぇリオン……」 「んあ?」 「空で散歩したい」 「…俺に飛べと?しゃーねーなぁ」 「やったっ」 パァァとリクレの姿に変身して、リオンは凜音を背中に乗せた。 フワッ─── 一気に空に上がると同時にテンションも上がる。 前は航空戦艦を前にしていたから、飛んだときの景色など見ていなかった。 「リオン!すごいよリオン!!!」 『お気に召したならさいわいでーす』 ───テンション低っ!