「さっきはありがとうございました。」

ペコっと頭を下げ

顔を上げた時の顔を

俺は絶対、

忘れない。

潤んだ瞳にふわふわの髪が

俺を誘う。

しょーこりもなく

イライラとそれを沈める気が戦っていた。