高校二年の春。

海が近いこの町に

俺ん家があって

俺のアルバイト先がある。

父さんが作った

喫茶店。


もう父さんは

…いないんだ。


それを諦め切れなかった。

だからそこで働いている。


アルバイト・・・

ではなく

仕事だ。