Maxim『ナイト登場w 』
Sero『狩人さんに打ち上げ花火作って貰ったから行っておいで
主催者、あず って事になってるからw』
Az『はい! 』
Azが駆け出した
Sero『Maxim
周囲会話で、あんまりああ言う事は言わない方がいいぞ
向こうの皆には届いてないが』
Maxim『届く所までわざわざご苦労様w 』
Sero『酔っ払ってるのか? 』
打ち上げ花火と 歓声
光魔遣いが魔法を唱え始め、その模様がキラキラと煌めく
次々と皆それを真似て
天上と地上の花火が広がった
【治療者】達の歌が
夜のさざ波に溶けて、風に運ばれて行くのがわかる
画面の奥に意識が移って行くような感覚
その中心に アズが居た
葉の擦れ合う音さえするこの世界を
俺は初めて、少し怖いと思った
Sero『変な事考えてる?
Azは中の人いるよw
少し体悪くしてて、薬飲んでるんだ 』
Maxim『…セカチューオチかw? 』
Sero『いやw元々あまり丈夫じゃないのに、バイトし過ぎての過労で倒れた
俺 会いに行った事あるし』
え
Maxim『…アイツ
携帯すら教えねえとか言ってたぞ
ああ ナイト様は特別かw 』
Sero『携番知らないよ
それに俺が勝手に行っただけだから、向こうは知らない
寝てたから少し顔見ただけ
親御さんと病室前で話したから確実だよ』
Maxim『 病院?』


