パンフレットを見ながらふと思う

夕べは
アズからの電話をすぐ切ったし
フォローがてら外に出て電話する事にした


短縮を押す

プルル
プルル
プルル

プルル
プルル
プルル

プ
『は…はい!』

「何慌ててんだよ」

『なんかね!
携帯の新機能を発見して、実験してたんだけど
それやってたら、電話の出方がわからなくなって…』


「わはは 小学生か お前は!
熱 下がったか?」

『うんと なんかまた上がった』

「は? 薬飲んでんだろ? 」

『うん 』

「…お前さ
早めにお父さんに言って、
内科とか病院連れてってもらえ
こんな長い事熱下がらないのは
おかしいよ 」


『そうなのかな』

「俺 熱とか一日でさがるぞ」

『えええそっちのが驚異だ!』


「今 お父さんいるか
俺 挨拶がてら話すわ 」


『仕事でいないよー 』


「あ 昼間か 」


『あはは うん
ちゃんと言うから平気
ありがとう 』

「今度さ…」
歩きながら空を見上げた
途端に
ドンと言う鈍い音と衝撃



ぶつかった