「ほら着いたぞ」
「ありがと」
「明日…無理してくんなよ」
「ん、わかった」
「じゃおやすみ」
「バイバイ」





大きく篤希の背中に手を振った。






「行くに決まってんじゃん」




篤希が見えなくなり、
ポツリ夜空に呟いた。








―――次の日..




「おはよっ」
「は?お前大丈夫なのかよ」
「平気、平気!」
「ったく」





道端で篤希を発見。





「ちゃんと寝れた?」
「…うん」
「嘘言うな」
「え?」
「寝てねぇんだろ?」
「な、なんで」
「顔に出てっから」





篤希は鼻で笑って、
スタスタと歩く。