『…真愛が背伸びして、俺にキスするのを…
 想像してしまいました。
 すんません(笑)』

『(笑) 首に腕回したりして?』

『それいいね!』


…ドキドキ。
してしまった。

…あたしも想像してしまったから…。


『いいこいいこのオプション付で(笑)』

『それやばい(笑)なでなで好き!』

『いっぱい撫でてあげるよー』


…夜中だからかな。
脈が早くなる。

暫く、そんな事もしてないなぁと。
そう思うだけで、
この人にされてみたいと、
会いたい気持ちが膨らんでいく…。



『どんなキスが好き?』

『唇の感触、確かめるような…軽いやつ』

『いいね。俺もそーゆうの好き』

『唇、気持ちいいじゃん』

『うん。じゃあ抱き締めてそんなキスして撫でてあげる』



…ドキドキドキドキ…。

鎮まれ、心臓…。



『あー、何かキスしたくなってきたなぁ(笑)』

『…あたしも(笑)』

『するならロマンチックなとこがいいね』

『お台場とか?(笑)』

『じゃあお台場デートする?(笑)』

『人に見られたら恥ずかしいよ(笑)』

『暗いから平気だよ』



キスをする為だけに会う約束をしてしまいそうな、
そんな空気…。

あたしは…その空気に飲まれそうになっていく…。





その時。