GIRL★FRIEND

「紗希隠れてっっ‼」

あたしはとっさに大声で言った

「(小声)大丈夫だって♪」

大丈夫なわけないでしょ?

「は?なに隠れてって…」

えっ…

・・・・ホントだ。
琢磨には紗希の事が見えてないみたい

「えっいやっそのっあっななんか違うこと考えてて…」

ヤバってんパリ過ぎた//

「そっか…じゃあ、早く教室は入れよ?
 俺も急がねえと高せんに怒られるから」

ガビーン

高せんって事は次は大大大嫌いな数学?!

「えっマジ?あたしちょっと遅れていくかも
 ちょっと気分悪くて…」

あたしは少しごまかして、早退しようと
 紗希に口パクで言った

「ぁぁわかった、言っとく」

そう言って琢磨は廊下を左に曲がって
 急いで教室へ向かった