「言わねーよ。」


「えっ?」



品川は驚き耕太を見る。



「別に害はなさそうだしな。それにお前はあいつらといたいんだろ?」



品川は頷く。



「だったらここにいればいいだろ?どうせ今までそれで大丈夫だったみたいだし。」



品川は涙を少し浮かべ耕太の腰に抱きついてきた。



「あっありがとう!!」



どんなに時が経っても止まったままの品川はいつまでも小学生なのだなと思いながら耕太は品川の頭を撫でる。


その後品川は耕太にもう一度礼を言うと消えていった。