165センチ




声がした方を見ると色白でおとなしそうな顔の女の子とメガネをかけた、いかにも真面目ですというような女の子が立っていた。





どうやら色白の彼女が声の主らしい。


手にはカルピスを持っている。







「せ、先輩。カルピスあったんですか…?」





「え?あったよ」



色白の彼女はどうやら先輩のようだ。


亜美の顔はみるみるうちに不機嫌になっていく。


表情がコロコロ変わる人だな…。






「チビィィィ!」





そう叫んで亜美はミチルをにらみつけた。







「私が見たときにはなかったのだ。知らん」




ミチルはもちろんまったく表情を変えない。